新築施工例

【篠栗町 S様邸】伝統工法で造るオール電化、太陽光エネルギー住宅(手刻み、差し合せ編)宗像市 白木建設



  • 軒桁と胴差しと桁梁の継手の仕口の写真です。いろいろな継手を駆使して木組みのみで強度を出します。


  • こちらも軒桁と胴差しと桁梁の仕口の写真です。


  • この写真は敷梁と敷梁受け野物と小屋梁を刻んだ写真です。


  • この写真も敷梁を横から撮った様子です。頑丈そうな梁ですよね~。 ここまで刻むとホゾ部分をホゾ割りして大黒柱や通し柱や主要な柱に差し合せをしていきます。


  • この写真は胴差しを追っかけ込み栓継ぎするため男木のホゾを刻んでいる様子です。胴差しと胴差しを男木と女木の仕口を刻んでホゾ差しして込み栓で引き付ける工法の胴差しのホゾを刻んだ状況写真です。これから男木と女木が刻み終わったら差し合せを行います。


  • この写真は胴差しにホゾを付け通し柱にホゾ穴を掘って胴差しと通し柱を込み栓を打って引き付ける仕口を撮った様子です。これから差し合せを行います。


  • この写真は胴差しを通し柱に差し合せしている様子です。胴差しを通し柱にピッタリ差し込むと込み栓を打って引き付けます。


  • この写真は胴差しを通し柱に差して本栓ではなく呼び栓という仮の栓を打って引き付けている様子です。この呼び栓という道具は、仮に栓を打ち込んだり容易に抜いたり出来る伝統工法の仕口には欠かせない道具です。 差し金を水平墨に合わせていますが差し付けしたときに柱と胴差しがきちんと90度(直角)になっていることを確認して差し合せ終了です。


  • この写真は角の通し柱に直角に胴差しを2本差し合せした様子です。 こちらも柱と胴差しが90度(直角)になっているか確認して差し合せ完了です。


  • この写真は敷梁を受ける化粧の敷梁受け野物です。これに2枚ホゾをつけて柱に差し付けます。


  • この写真は化粧の敷梁受け野物の両端を柱に差し合せした様子です。 これも呼び栓を打ち込んで仮に引き寄せて寸法や角度が墨付け通りになっているか確認して完了です。


  • この写真は化粧の梁受け野物を柱に差した状態のアップ写真です。


  • この写真も化粧の梁受け野物を柱に差した状態のもう片方のアップ写真です。


  • この写真は通し柱に敷梁や胴差が差し込んでくるホゾ穴を鑿(ノミ)を使って刻んでいる様子です。この大黒柱は7寸角の桧の柱です。この柱がリビングから2階の階段ホールにそびえ立ちます。


  • この写真は、7寸角の桧の大黒柱に高さの異なる桁梁と太鼓梁が差さってくるので3本差し合わせするうちの一本です。左側から同じ高さで桁梁が入ってきます。 どちらも引きボソになるように墨付けしています。


  • この写真も7寸角の桧の大黒柱に高さの異なる桁梁と太鼓梁が3本差さってくるうちの2本の桁梁を引きボソで差している差し合わせの画像です。 この継手に込み栓を5本打ち込んで引きつけます。


  • この写真も7寸角の桧の大黒柱に高さの異なる桁梁と太鼓梁が3本差さってくるうちの太鼓梁を差し合わせした画像です。この継手にも込み栓を4本打ち込んで引きつけます。


  • この写真も7寸角の桧の大黒柱に高さの異なる桁梁と太鼓梁が3本差さってくるうちの太鼓梁を差し合わせした画像です。これで大黒柱の差し合わせが完了しました。この作業が終わるといよいよ棟上げの工事になります。

お客様のご要望

太陽光発電とオール電化住宅と省エネ住宅で骨組みは、もちろん伝統工法木組の家で手刻みして、一階に大空間のリビングダイニングを造り、二階に子供部屋や寝室を造り、屋根は太陽光パネルを乗せるので片屋根にして屋根面積を大きく造って欲しいという要望があったので全てを満たすために私が間取りなどお施主様と打ち合わせして設計しました。

提案ポイント

【受注のキッカケ】
最初はリフォームの依頼で打ち合わせを進めていたのですが、間取りを大幅に変更するには限度がありリフォーム費用もかかるのでリフォームと新築どちらがいいか検討した結果新築することになり依頼していただきました。


【施工のポイント】
伝統工法木組の家で最新のオール電化住宅や太陽光エネルギー住宅や省エネ住宅を造るというのをコンセプトに設計して骨組みはもちろん伝統工法木組の家です。1階のリビングとダイニングがとても広い為2階の床組を持たす為に6.5mと5.5mの太鼓梁を敷き梁として2階の腰組を支えています。
リビングには7寸角(21cm)の桧の大黒柱が2階までそびえ立っています。

お客さまの声

この家を建設している時に集合住宅に仮住まいしていたお施主様より仮住まいは木造じゃないので早く木の家に住みたいと仰っていました。やはり非木造の家は無機質な感じで居心地が悪いと仰っていました。竣工した新しい家に住まれたお施主様が断熱も最高で木の家は本当に住み心地が良いと仰っていました。
このお宅には薪ストーブが設置されていますが1階から2階まで約22から23度位で非常にあったかいとお施主様が仰っていました。。これも断熱効果が良い証ですね。

施工概要

所在地
糟屋郡篠栗町
家族構成
大人2人子供4人
建ぺい率
60%
容積率
200%
構造・工法
在来木造軸組(木造在来)
丸太組工法
敷地面積
90坪
延床面積
55坪
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