棟梁の仕事ブログ

台所の木製建具を鋼製建具(アルミサッシ)に取替工事

2019.02.24
この間、建築専門学校の恩師からの依頼で英彦山の建物を見て欲しいと言われ
現場視察に行ったのですが現場視察が終わって国指定の重要文化財の酒蔵の改修工事
している現場を見学させてもらったのですが、現場の脇に砥石がズラリと並び刃物の研ぎ場が
1番に目に入ってきました。現場の中を見ると柱を根継ぎしていました。
柱の下部が腐っている部分を鉄輪継ぎという継ぎ方で修復していました。
昔の大工さんがやっていたように刃物を研いで鑿や鉋を使って仕事していました。
こういう仕事をする大工さんがもっともっと増えれば昔から伝承されてきた
大工仕事が後世に残るのですがこのままだと本当に大工職人がいなくなってしまうと私は思います。
さて今日のブログもこの間の台所の木製建具をペアガラスサッシに取替工事の様子をアップしたいと思います。

この画像は、サッシの枠を取り付けた後親父がお施主様に何やら説明している様子です。
黒いサッシ枠が取り付けられているのがわかりますかねぇ?

この画像は、ペアガラスの障子を入れて外装仕上げ材の焼杉板を張っている様子の写真です。
あとは格子と網戸を取り付ければ完成です。
次のブログではこの工事の完了の様子をアップしたいと思います。

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