棟梁の仕事ブログ

建築専門学校時代の友人の熊本地震復興工事!

2017.03.05
3月になり趣味の草野球も今日開幕しました。
我がチームは2対0で勝ち、私も3打数1安打(2ベース)とチームも私も
幸先良い開幕を迎えました。開幕戦でヒットを打つってのは気持ちいいですね~(^^)
これから気候も良くなり仕事も頑張ってやらないといけないですね。
今日のブログでは建物を墨付けして手刻みするには欠かせない図板をアップしたいと思います。

この画像が友人の店舗の古民家を一度解いて痛んでいる材木を新しい構造材に変えて元通りに
再生するためには欠かせない図板です。1階の腰組図と2階の小屋組図です。

この画像は1階の腰組図です。この建物は本物の本間で建っています。
昔は、畳に合わせて一間の寸法を決めていましたので畳1枚の寸法は6尺3寸の3尺1寸五分なので
畳を1枚敷くと柱の芯々は4寸柱を使うと6尺3寸と柱の巾4寸を足して6尺7寸の間になります。
二間の場合は6尺3寸の畳が二枚で12尺6寸足す4寸で二間の柱芯々は13尺になります。
二間半だと柱芯々は、畳二枚と半畳の寸法足して12尺6寸足す3尺1寸五分足す柱の4寸で16尺1寸五分になります。
こんな感じで一間の寸法がいろいろ変わりますので普通は寸法は図板に書かなくてもいいのですが今回は
いろいろな間がありますので図板に寸法を書き込んでいます。

この画像は2階の小屋組の図板です。
シンプルに組んでありましたが部材が複雑な形の木材が使われているので
これから寸法を一本一本取って使える木材は使い使えない木材は新しい構造材に変えてと
寸法調査の作業が待っています。
次のブログでは母屋と束の寸法を調査している様子をアップしたいと思います。

 

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